快適 こげ豆のブログ

無気欲は楽しい

一冊の本が及ぼす影響

 

 一冊の本から受ける影響

例えばここに「感謝して運気UP」

というタイトルの一冊の本があるとします。

※注:そんな本は存在しません

 

本を書いている作家は、タイトルを主軸として、

・何故自分がそれを強く推奨しているのか

・どんな効果が得られるのか

・取り入れた人の実際の変化

など、徹底的に解明していきます。

 

一冊の本の内容はテーマに沿って

終始一貫していないといけませんし、

矛盾があったら大変です。

つまり、とんでもなく偏(カタヨ)った内容が展開されます。

だから、読んでいるとどこか無理があるな~と思うことがあります。

 

例えば、「感謝して運気UP」(←何故かこだわる)。
を徹底的に掘り下げると、

 

「感謝」って文字を紙に1,000回書きましょう

 

なんてことが本に出てくる訳です。

作家は、何百ページもの原稿を埋める為かもしれません。

ネタに困ったということも考えられます。

 

でも、読者は素直にやってみる人もいると思うんです。 

信じて、これを実際にやってみても別に良いんですけど・・・

それをやる動機はなんなんでしょうか。

 本に書いてあったから?

 運気をUPさせたいから?

結局、理由も曖昧で続かないんです。

やったけどほぼ意味がなかったってことにも。

 

人には矛盾がある

人には矛盾があり、素人が書くブログは、

どこかにブレがあるものです。

 

そして、いろんな人の意見をランダムに読めます。

だから、ブログを読んでいる人は視野が広がり、

一つの考えに固執してしまうリスクも少ないように思います。

 

ブレないプロの作家の本を手に取った場合、

 「作家側には事情がある」

ということを汲んで読んだ方がいいってことですね。

 

偏ることの危険性 砂糖の害

f:id:kandsoramame:20191026141713j:plain

1つの考えに偏(カタヨ)るとどうなるのかを説明します。

数年前に見かけた、あるネット記事について。
 

主婦が書いたとは思えないプロのようなブログで、

「砂糖の害について」4〜5ページほど。
『子どもが砂糖を摂取すると、暴れたり、落ち着きがなくなる』
『全く摂らないのではないけれど、砂糖を控えましょう』
というような内容でした。 


これがね、もしネットの記事ではなく一冊の本に300ページ、
砂糖の害について徹底的に書いてあったなら、
私なんてすぐに洗脳されてしまったと思うんです。
 
過去のスーパー素直な私(自分で言うな!)なら、
即、「砂糖廃止宣言」を家族にしていたでしょう。
 
そんな人、あまりいないですか(^-^;?
中には、1つの考えに固執してしまう人がいるってことです。
 
過去の私が、これを実行するとしたら、
・子どもからお菓子を取り上げて
・料理に砂糖じゃなく蜂蜜を使い
・「砂糖は食べちゃ駄目よ!」って子どもに言う
・・・ってとこかしら?
 
いやいやいや、そんな人いないよ~って今思われましたか?
ここにいます!(←私だ!)
 
子どもにしたら、
「じゃあ、給食は?」
「よその家では、お菓子食べてもいいの?」
 
ってなりますよね?そこに、
「砂糖は家で食べてはいけないが、外では良い」という
親の都合によるブレが生じてきます。
 
書き手には信念がありますが、
読み手である親には信念などありません。
「だって、本に書いてあったから」

・・・理由はそれだけです。
 
子どもを甘く見てはいけません。
純粋だから、筋が通っていないことに、不信感を抱くかもしれません。
 
よその子は、皆砂糖(お菓子)を食べている→社会では善
親は、砂糖(お菓子)を食べるのは駄目だと言う→家庭では悪
  善悪の混乱・・・。
 
砂糖を摂取せずに子どもが落ち着いた代わりに、
親の信頼を失うことになりかねないってことです。
 
子どもに禁止するなら、親も食べれないんですよ?
だいたい、砂糖を食べない生活って、楽しいですか?

 

一冊の本とブログの違い

  私が言いたいのは、この記事はブログであり、
主婦が書いたもので良かったな~ってことです。
これを、○○大学の教授が本にまとめちゃったら怖いなと。
受け取る側が、鵜呑みにしてしまうリスクがあります。 
 
これが、一冊の本に潜む怖いところです。
その点、ブログなら賛否両論の意見が付随され、
考えて、自分に落とし込む余地があります。
 
この主婦のブログ記事に対しても反響が大きかった分、
共感の意見が数多くある中で、厳しい意見もありました。
 
1人だけの意見を読むのか、社会全体の意見を読むのか。
そこが、一冊の本とネットワークの違いですね。
 

最後に

ちなみに、こちらのブログも、
私個人の考え方を綴っています。
そして、皆さんもそうだと思います。
そこには責任もなければ、押しつけもありません。
良かったら、私の考えも読んでみて~くらいのレベルです。
 
 他ブロガーの意見を読むのは、面白く学ぶところも多いです。
 
大事なのは、いろんな人の意見を読んだり聞いたりして、
視野を広げるってことだと、私は思います。
 

 この記事はYahoo!ブログ2014-12-13掲載した記事を更新しました